猫の専門家が発信!猫との暮らしに特化したブログです

はじめまして。鈴木智恵(すずきちえ)と申します。
埼玉県蕨市の第一住宅という会社で猫と楽しく暮らす家づくりをしております。

 

これまで約8年、キャットシッターとして、猫と暮らす数多くのご家庭と関わってまいりました。
その中で、住環境が心身に与える影響は人だけではなく、猫にもあるのだと感じました。

 

巷では、様々な猫との暮らしが紹介されています。
それは猫の習性を理解しているでしょうか?
人間の都合に偏っていませんか?

 

本当の意味での“猫との共生”とは何かを考え、猫と暮らす一愛猫家として、猫のお世話を承るキャットシッターとして、日本初のキャットコンシェルジュ®として、そして建築会社として・・・

 

猫も人も快適に暮らすことができる工夫や考え方を、他にはないであろう独自目線でお伝えしていきたいと思います。

photo by 小森正孝

生まれたときから猫がいた

私が生まれたときには、すでに家に猫がいました。
猫に見守られて育ち、猫を追いかけて成長し、幼少期にはじめて猫を見送りました。

 

その後も猫たちとのご縁は続き、大学進学のために一人暮らしをしていたときは、猫に会いたくて実家に帰っていたくらいです。

 

大学を卒業して間もなく、手のひらサイズの2匹の姉妹猫を迎えました。今も一緒に暮らしているキジトラのココと、キジ白のミミ。この猫たちとの出会いが、私の人生を大きく変えてくれました。

 

 

キャットシッターになったきっかけ

当時、社員旅行で年に何度か家を空けることがありました。

 

最初は動物病院のホテルに預けていたのですが、帰ってくると普段仲の良い姉妹がケンカをすること度々。

 

ホテルがストレスなのかな?何か他に方法はないのかな?と調べて、ペットシッターの存在を知りました。

 

思いきって次の旅行で利用してみたら、ココとミミは私がちょっと買い物でも行っていたかのように帰宅後いつも通り迎えてくれました。

 

そうして何度もペットシッターを利用しているうちに、素敵な職業だと興味を持ち始め、私も猫に関わる仕事がしたいと思うようになりました。

 

どうせやるなら、猫専門のキャットシッターになろう!と心を決め、キャットシッターのパイオニアのもとで修業をさせていただいた後、2013年にキャットシッターwithを開業いたしました。

キャットシッターwith ホームページ

 

キャットシッターが原点

こうして、ただの猫好きから、猫の仕事をするようになりました。

 

キャットシッターは、お客様のご自宅の鍵だけではなく、お留守と猫さんの命を預かる仕事です。

 

たくさんのお客様と猫さんたちの暮らしを目の当たりにして、お客様の求めるものは人それぞれ、猫さんたちの行動もまたそれぞれ、十人十色であって十猫十色なのだということに気がつきました。

 

それならば、そのお客様と猫さんひとりひとりに合わせたお世話をしよう。

 

キャットシッターにマニュアルはありません。

 

お客様のご自宅へは基本的に一人でお伺いしているため、アドバイスや指示をくれる人もいません。

 

自分で考えて、最適な方法を見つけるためには引き出しが必要です。

 

積極的に猫セミナーに参加したり、猫に関する本を片っ端から読んでみたり・・・

 

コンパニオンアニマルのための応用行動分析学も学び、知識だけではなく、観察、分析することも学びました。

 

もしもこの、貪欲に猫のことを学ぶ期間がなかったら、猫と楽しく暮らす家づくりには結びついていなかったかも知れません。

photo by ケニア・ドイ

 

猫×住宅

キャットシッターで猫まみれになりながら細々と暮らしていた私の風向きが変わったのは、2017年。自身の離婚が決まってからでした。

 

ちょうどその頃、第一住宅の創業者である私の父は、後継者を見つけられず会社を縮小していました。

 

悩みに悩んで、引き継ぐことを決意。

 

どうせやるなら、猫に特化した住宅をつくろう!という思いを胸に、2019年3月、代表を交代いたしました。

 

その年の5月には、猫共生型分譲住宅を発売。
リビングには最初からキャットウォークがついているという、猫仕様の建売住宅は業界初の試みでした。※当社調べ

 

キャットシッターとして、お客様のご自宅で猫さんのお世話をしてきたからこそ見えていた住まいのあれこれ。

 

猫に良い空間、危険な空間。

 

人が求めるもの。

 

猫も人も快適に暮らす住まいとは?

 

次回からは具体的なテーマで記事を書いていきます。

 

また覗きに来ていただければ嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

photo by ケニア・ドイ

お読みいただきありがとうございます。

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